子犬は赤ちゃん?  子犬を迎える準備  2週間はそっとしてあげて  

怖い病気から子犬を守る  しつけのスタートはトイレのしつけ  うるさい無駄吠えを抑える

さぁ、子犬が家族デビュー!
家族の皆様は待ちに待った子犬が家に来た。ここで考えなくてはいけないのが子犬は、まだ生まれて2~3ヶ月の赤ん坊だと言う事です。自分で食事をしたり、歩いたりするので、勘違いしやすいのですが、まだ体力もなく睡眠不足になっても体調を崩してしまうヤワヤワな赤ん坊です。
環境に慣れるまで2~3週間は、ゆっくり休ませて上げてください。
実際に生活を共にしてみるとなかなか飼い主の思い通りにいかないことも出てきます。なかなかトイレを覚えてくれない、目に付くものは手当たり次第噛み付いてしまう、食事をきちんと食べてくれない、などなど…成長につれやんちゃの度合いも増していきます。でも、少し考え方を変えてください。この時期の子犬は、人間で言ってもまだ泣くことしかできない赤ちゃんと同じ時期なのです。 子犬がいたずらしない環境を人間が作り、やさしく愛情を持って接していかなければなりません。 しかしワンちゃんは、人間より強い、習性、習慣がありますので知恵のある人間側がその習性、習慣を使っていろいろなしつけの開始ができます。あきらめず、愛情を持って 繰り返ししつけをしてあげる ことによって信頼関係を育む事ができます。しつけを理解するスピードもそれぞれ違います。飼い主さんのしつけ方によっても大きく左右されますのがあせらず、じっくり子犬と向き合いながら育ててあげてください。必ずあなたのかけがえのないパートナーとなるはずです 。

子犬を迎える前に家中を点検してください。例えば、壊されては困るもの、飲み込んでしまいそうな物、特に電化製品のコードは、子犬がかじってしまうととても危険ですのであらかじめ片付けておくことが大切です。
子犬の飼育にはサークルは必需品 です。トイレや無駄吠えのしつけ、子犬の安らぐ為の大切な生活空間となります。サークルは上にフタが付いたタイプをおすすめします。
■サークル 
サークルは上にフタが付いたタイプをおすすめします。
■ペットヒーター
温度管理は大変重要です。 10 ~ 5 月 にかけてはペットヒーターをご使用ください。
■消臭剤
トイレのしつけや、さまざまな場面で使用します。
■シャンプー・リンス
子犬のお肌はとてもデリケート です。刺激が強いとフケやアレルギーの発生原因になります。必ず低刺激子犬専用シャンプー・リンスをご使用ください。
■お手入れ用品
ワクチンが終了するまでご家庭で洗う事は出来ません。手足やお尻などにウンチなど付いた時はスリッカーブラシやウェットティッシュ等で取り除き清潔に保ってください。またしつけ上もブラッシングは子犬の頃から習慣づける事が肝心です。
■ペットシーツ
ペットシーツはしつけのしやすい専用シーツをご使用下さい。
7、フード
フードは子犬に必要な栄養素の備わった 良質な原材料 のフードが必要です。
■エサ入れ
子犬に合った大きさの物をご使用下さい。
■給水器
子犬のお腹は非常にデリケート です。皿上の水入れですと必要以上に水を飲んでしまい下痢の原因となります。ボトル上の舐めるタイプの給水器をおすすめします。
■おもちゃ
子犬にとってかめるおもちゃはとても大切です。デジタルケアの出来るものやスキンシップのとれる物など様々ありますので用途に合わせ与えてください 。
当社が販売している子犬はほとんどが生後1~3ヶ月位の子犬です。人間で言っても3~5ヶ月位の赤ちゃんです。赤ちゃんは大変 神経質で、体力も無く、環境が変わるだけで発熱したり、下痢をしたり、体調を崩しやすい ものです。
環境が変わってからはストレスの連続ですのでお買い上げいただいた日より 2週間は絶対サークルから出さないでください。 子犬の 睡眠は18時間必要 です。サークルで保護し、よく寝かせながら育ててあげてください。

ジステンパー、パルボは全国で常時発生しています。感染すると子犬を死にいたらしめます。ワクチンは、感染症の原因であるウィルスや細菌への免疫をつくるため、子犬の体にあらかじめ毒性を弱めたものを注射するもので、現在は複数の病気を弱めたものを注射するもので、現在は複数の病気を1本の注射でまとめて予防をする「混合ワクチン」を接種するのが一般的です。
生後お母さんの初母乳を飲む事で免疫力が付きウィルスから体を守ってくれますが、離乳と共に免疫力は薄れていきます。その薄れる 初期(生後6~8週間目)に 1 回目、後期(生後10~12週間目)に2回目 を接種します。2回目の接種後2週間で外に出せるようになります。 14~16週目に3回目 を接種していただくとより安全です。3回目は獣医師と相談の上接種してください。
接種を終えるまでは 他の犬に触れさせたり、地面をあるかせたり しないでください。
狂犬病の予防接種
狂犬病は国内では50年ほど発生していませんが、世界的には減少しておらず、人間に感染した場合 100 %死亡する怖い病気です。生後3ヶ月以上の子犬に 毎年1回接 種する事が 義務付け られて、このワクチンを接種せることで各市町村の愛犬飼育登録が行われます。ワクチン接種の際は子犬の体調を十分観察し、体調の悪いときは注射を避けます。また、注射の直後は興奮させたり運動させないようにしてください。

フィラリアの予防
蚊を媒介して感染するフィラリアを予防する為の薬も、 毎年5月~12月 にわたり毎年1回飲ませる必要がありますので獣医師に指導を受けてください。

迎えたばかりの子犬は排泄場所など把握しておらず、したくなればどこでもしてしまします。特に室内犬は飼い主さんと生活を共にする為トイレのしつけはとても大切です。まずは用意しておいたサークルにカットしたダンボールを置いていただき、残ったスペースにしつけ専用シーツを敷いてください。ダンボール内の囲われた場所は習性的に子犬が落ち着ける空間で寝床となります。子犬がダンボール内を寝床と決めてくれた後は「排泄したいけど寝床は汚したくない」→「汚したくないから寝床以外の場所でする」→「そこにしつけ用シーツが敷いてある」→「そのシーツで排泄をすると飼い主さんに褒めてもらえる」これを繰り返すことで、トイレはシーツの上でするという習慣が身につきます。「食事の後」・「水を飲んだ後」で子犬が床を嗅ぐように歩き始めたら排泄のサインです。 排泄をした直後にいかに褒めてあげられるか がポイントです。またダンボール内で排泄した場合は子犬がそこを寝床と認識していませんのでダンボールの高さを低くしたり、入口の広さを変えてください。またトイレシートにおしっこを擦り付け、排泄物の臭いを付着させることにより、一度排泄した場所で繰り返す犬の習性で安心して排泄する場合があります。
子犬を迎えて2週間が経ち家の環境に慣れてきたら、 飼主さんが見ていられる時だけ サークルから出し10分位自由に遊ばせ、サークルに戻します。15分、20分と徐々に外で遊ぶ時間を伸ばしていきます。こうすることで子犬はサークルを自分の居場所だと覚えていきます。外で遊んでいるときに間違えておしっこをした場合には している最中に大きな声で「ダメ」もしくは「いけない」と短い言葉で叱って ください。子犬は飼主さんの大きな声で驚きおしっこを途中でやめます。やめたらそのおしっこをティッシュに含ませ犬と一緒にシーツへ持って行き 「ここなら良いんだよ」 と褒めてください。そしておしっこを失敗した場所は臭いが残り繰り返し排泄をしますので、臭いの根源から弁解できる消臭剤をしっかり吹きかけてください。またサークルの手前でおしっこした場合は、間に合わずしてしまっただけですので叱らないでください。とにかく焦らず気長にこれを続け、サークル内での飼育時は失敗しても叱らず、うまく出来た時には おおげさなくらい褒めて あげてください。
犬にとって吠えるということは人間が言葉を喋っているのと同じです。しかし必要上にほえられると飼主さんも不快に感じ、近所の方々にも迷惑をかけてしまいます。ですから 「無駄吠えのしつけ」はしっかり行う 必要があります。しつけは 家に着いた瞬間 から始まります。ワンちゃんは環境が変わっただけでものすごい不安・ストレスとなります。知らない場所に連れて来られ飼主さんが必要以上に抱いてしまうと一瞬不安から解消され安らげるのですが、いざサークルに入れられると先程の一瞬の安らぎのおかげで不安が一層増して「クンクン」・「ワンワン」と吠えるようになります。ポイントはあらかじめサークルをセットしておき、家に着いたら抱くこと無くすぐサークルに入れ、後は「 目も合わせず完全無視」 をしてください。吠えている子犬の所へ行ってしまうと、吠えれば飼主さんがやって来ると認識し、より一層吠えるようになります。逆に起きている時良い子にしているときは 「おおげさなくらい撫でて褒めてあげる」 ・「吠えたら無視をする」この繰り返しで「吠えても相手にしてもらえず、吠えずに良い子にしていれば褒めてもらえる」という認識になり無駄吠えは抑えることができます。
夜鳴きの原因にもなりますので、かわいいからといって子犬の要求に答えることの無いよう心がけてください。